概 要
- 座標データと結線データを Jw_cad のJWW形式のファイルで保存します
- 保存したファイルは直接 Jw_cad で開くことが出来ます
- 保存されるデータは、座標点、連続結線、点名、XY座標値等の文字です
プロット画面に表示される辺長、辺の方向角は保存できません - 縮尺、図面サイズを指定できます
- 保存するデータ、線の色、線種（実線、破線・・）等を指定できます
GioLine proで指定した線種・線色・線幅は無視されます - 出力レイヤグループにＦ以外を指定して出力したjwwファイルを Jw_cad で開くと、レイヤグループＦのレイヤ０～５にGioLine pro のデータがあるように見えます
書き込んだレイヤグループを右クリックしてアクティブすれば正常な表示になります
- 出力範囲の中心は、GioLine pro に登録されている座標範囲の中心になります。無意味な（0,0）などが登録されていると、出力の中心がズレ、何も出力されないことがあります。
無意味な座標点は登録しないでください。
操作方法
- 縮尺指定
プルダウンリストにない縮尺を指定したい場合は、赤枠にチェックし、数値を入力後 ［Enter］キーを押してください - 座標変換する（デフォルト指定は変換する）
GioLine proが扱う座標範囲は±99Kmと広範囲ですが、Jw_cad は出力用紙中心が（０,０）に固定され、座標範囲も図面サイズで制限があります。そのため、GioLine pro の座標データを加工せずにJWW形式で出力すると、座標点が画面に表示されない可能性があります。
「座標変換する」にチェックを入れたときは、GioLine proに登録された座標データの中心値がJw_cad の画面の中央になるように座標値を増減してからJWW形式で出力します。
特別な事情が無い限り、デフォルト設定のままにしてください - 「Jw_cadの中心座標を指定する」をチェックすると、任意の点をを Jw_cad の画面の中心に設定できます
任意の点を Jw_cad の画面の中心に設定できます
点番・点名を指定するか、任意のXY座標値を入力してください
任意点を指定したときは 参考縮尺より縮尺の分母を大きくしないとJw_cad 画面に入らないことがあります - 回転出力すると、線番・線名、面積の出力位置が右にずれます
レイヤー
- GioLine pro のデータは、Jw_cad の下記のレイヤーに振り分けらます。
データ ：No ：レイヤ名
座標点 ： 0 ：Gio_P
結 線 ： 1 ：Gio_L
点番・点名： 2 ：Gio_Pname
XY座標値 ： 3 ：Gio_XY
Z座標値 ： 4 ：Gio_Z
線名・面積： 5 ：Gio_area
全ての項目を出力したときは、レイヤグループで指定したレイヤグループの、レイヤ０～５の６レイヤに各データが書き込まれます。 - 文字の出力位置
座標点の右上から（点番：点名）・（X，Y座標値）・（Z座標値）が３行に出力されます。
点番、点名、XY座標値を出力しないと、点の右上（1行目）にZ座標が出力されます。
［文字を同一位置に出力］：チェックすると、「点番・点名」、「XY座標値」、「Z座標値」の３文字列を、全て同じ位置（点の右上）に出力します。
デフォルト設定ファイル
ユーザは好みの設定を、前もってJw_cad で Gio2Jww.JWW を編集し、保存しておくことができます。
- C:\GioLine_pro にある、Gio2Jww.JWW を Jw_cad で開きます
- 画面の中心部分を拡大すると、点（黒点）、線（水色）、文字等が見えます。点の色を赤に変更すれば、デフォルト設定は赤色になります
同じように、線の色を変えたり、線種を点線に変更すれば、その変更した線属性がデフォルトになります。
「点番・点名の色」～「面積の色」は、それぞれの項目を出力するときのデフォルトの文字色になります。
「点番・点名の色」の文字色を「点番・点名の色」に変更すれば、点番・点名は青色がデフォルトの色になります。
なお、これ以外に、レイヤグループ、図面サイズ、縮尺のデフォルト設定もできます。
デフォルトのレイヤグループ（F）を変更したいときは、F-Fの図形データを変更したいレイヤグループの任意のレイヤにコピーしてください。なお、F-Fのデータは完全に削除してください。
設定が終わったら、上書きで保存します。
※注意：色・線種以外の変更はできません。点・線・文字は削除しないでください
※注意：縮尺をJw_cad で変更すると、文字が重なったり、行間が開いてしまいます
変換例
出力された jww ファイルを Jw_cad で開きます
指定したレイヤーグループ：F に点名等が出力されています
