Excelファイルから座標登録

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Excelからの座標登録はCSV形式で保存したファイルを読込か、Excelから必要範囲をコピーし、記録簿へ貼り付けたデータから登録するしかありませんでしたが、xlsExcel 97ー2003)を直接指定して座標登録ができる機能を追加しました。ただし、読み込めるExcelファイルがxls形式に限定されるなど制約があります。下記の解説を最後までお読みください。

概 要
    • 対応している Excelファイルは xls形式Excel 97ー2003)です(実行するPCにExcelがインストールされていなくても動作します)。
      xls 以外の形式には非対応です。Excelで xls形式 で保存し直してください。 このページの最後に説明があります
      読込行数:2,999行まで
      読込列数:1~14列(14列以降に座標データがある時はExcelで不要な列を削除してから実行してください)
    • 登録項目
      点番・点名・X座標値・Y座標値・Z座標値 のみ
      ※点番は座標簿が空のときだけ読み込めます
      ※点名を指定しなかった時は、処理時刻を点名にします(詳細は参考事項)
    • 表のフォントサイズには対応していません(9ポ固定)

ファイルを開いた時に下図のエラーメッセージが出たときは、GioLine pro終了し、再起動後に再実行してください
新規の座標簿を作成し、一度も保存(終了)せずに Excelファイルを開くと必ずエラーになります。
 お手数でもGioLine proを閉じ、再度開いてください。
 一度でも保存(終了)して開いた場合はエラーは出ません。
 
留意事項 数千行のExcelデータを空ではない座標簿に追加する処理には時間がかり、条件によってはPCがハングアップする可能性があります(当方では未確認)。大量のデータを読み込む場合は、座標簿のバックアップを取ってから実行することをお勧めします。

操作手順

Excelを起動中の時は閉じてください
起動画面

Excelファイルを開く]をクリックし、読み込むExcelファイルを指定します
処理できるファイルは xlsExcel 97 ~ Excel 2003 ブック)のみですす。xls 以降のExcelファイル形式は読み込めず、エラー表示が出ます。
読み込めなかった時は、Excelでxls形式で保存し直してください(必ず元ファイルのコピーで)。その際シートが複数枚あった時は座標データのシート1枚にして保存し直してください。


Excelファイルのデータが表部分に表示されます。この操作例の画像はGioLine proの座標簿のExcel出力したデータなので、1~4列は座標データではありません。このデータでは「読み込む行」を以降に指定します。
下図の赤枠に最終行が表示さますが、プログラムが判断した行なので、[最終行確認]ボタンをクリックし、有効なデータの最終行か確認し、間違っていたときは最終行の数値を訂正してください。

読み込む点番~座標(この例ではZ座標がないのでY座標まで)を表の列記号(A~N)で指定します。入力された英字は自動的に大文字になります。[Tab]キーで次の項目にカーソルが移動します
座標簿が空のときは「点番」を読み込めますが、空でない時は、座標簿データの末尾の点番の後に追加されます。
最低でもX,Y座標の列を指定します。

選択列のデータ確認]で指定した列のデータに問題がないかチェックします
点名データの点名長が15文字を超えている、座標値に数値化できない文字が含まれていたときはメッセージが出ます。表のデータを修正し(読み込んだ表のデータは編集できます)、再度[選択列のデータ確認]をクリックしてください。

読込列のデータに問題がなかった時は[座標登録実行]ボタンがクリックできるようになります
座標簿が空の時、下図の赤枠のチェックボックスはチェックされていませんが、読み込むデータの点名が重複している可能性があるときはチェックしてください。点名が重複しているデータをチェックなしで実行すると「キー違反」で処理が中断します。

読み込み処理中、座標簿は非表示になります

正常に読込が終了すると下図のメッセージが出ます
GioLine proを終了し、再起動をお勧めします(かなり負荷がかかる処理なので念の為です)

参考事項
    • ペグマークは○が指定されます(変更はできません)
    • 抽出中の時は抽出が解除されます
    • 点名列を指定しなかった時は点名が、「処理時刻_Excelの行番号」で登録されますが、Excelに点名データがあるときは点名の列を指定してください
    • 登録されたExcelでーたの「備考」は、CSV記録簿からの読み込みと同じ xls です
    • ペグ(点のプロットマーク)はメイン画面で選択されているマークでで登録されます
    • 記録簿にはExcelのファイル名、登録点数が記録されます
      登録時にエラーで登録できなかったデータも表示されますが、読み込みの行範囲を間違っていない限りエラーになる可能性は少ないです。
    • 読み込み処理中は座標簿が非表示になりますが、処理中に想定外のエラーが生じたとき(「キー違反」等)は座標簿が見えないままになります。他のプリグラムを選択すると座標簿が見えるようになります。
    • 座標簿が空でない時は点名の重複を確認するた処理に時間がかかります

注意事項

    • 実行時にはExcelを閉じてください
    • Book形式のExcelファイルの場合、座標データが記録されたシートが開かないことがあります。
      座標データのシートのみを別ファイルで保存し、開き直してください
      Book のシートを指定する機能はありません
    • パスワードでロックされているExcelファイルには対応してません(ロック解除後に上書き保存してください)
    • Excelデータに点名が重複したデータがあるとエラー(キー違反)で処理が終了します
      一般的な測量ソフトで点名が重複していることはないと思いますが、お気を付けください
    • Excelファイルの2,999行以降は読み込めません(警告メッセージは出ません)
      2,999行を超える場合は2,999行以下になるようにExcelデータを分割保存してから処理してください
    • Excelの1~14列の間にXY座標値が含まれている必要があります
    • 読み込んだ座標値が指数形式で表示されることがありますが、[選択列のデータ確認]でエラーメッセージが出なければ座標登録処理には問題ありません
    • Excelデータや既存の座標簿に同点名があった時は後から読み込まれた点名に*が付加されますが、空の座標簿へ読み込む時も赤枠内のチェックボックスはチェックしてください。

Excelをxlsで保存する

    1. Excelでファイルを開きます
    2. 「ファイル」メニューに移動します
    3. 「名前を付けて保存」を選択します
    4. 「保存形式」のドロップダウンメニューから「XLS」を選択します
    5. 必ずファイル名を変更して保存します
    6. Excelにシートが複数枚ある場合は、再度Excelで開き
    7. 不要なシートを削除して上書き保存します 解説サイト
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