概要
「定面積分割(点)」は、多角形を指定した面積で2分割するとき、分割線の端点に多角形の構成点を指定します
頂点以外の辺上の点を指定する時は、その点が多角形の構成点になっていることが必要です(プロット画面上で線上にあっても、構成点ででないと計算できません)
ご注意
分割点は画地の構成点にはなっていません。結線・編集で分割点を結線に挿入する必要があります
※計算点の近傍により面積誤差の少ない「解」が存在する可能性があります
操作例
下図に示す画地
線番:線名 4:N-1230
面積:817.08㎡
を、A5を通過する直線で、左側を400㎡に分割します
入力画面
- 青枠内に入力していきます
分割側に含まれる点番はプルダウンリストで選択して入力します
- 入力が完了した画面です
分割点の点名に D1 を指定しています
必ず、検算をお願いします
- 計算終了
参考事項
- 分割対象は結線登録されている閉合している「連続結線」です
プルダウンリストから選ぶか、線番を直接入力してください - 分割線の端点を点番or点名で指定します。XY座標の直接入力はエラーで計算できません
- 分割したい面積を㎡単位(小数部3桁以内)で指定します
- 分割側に含まれる頂点はプルダウンリストから選択します
直接点番入力はできません - 分割点の登録点名の入力は必須ではありません
誤差を確認してから登録したいときは[分割点を登録する]はチェックせず、誤差を確認後に登録したいときはチェックを入れて再度[計算]をクリックします
記録簿出力(上記の操作例とは異なります)
利用上の注意と制限事項
- 登録された画地(連続結線)で頂点数は99点以下が対象です
- 分割点は逐次近似で計算していますが、仮点のXY座標値を四捨五入で小数部3桁に丸めて面積を計算し、面積は小数第3or4位切り捨てです
- 基本的に凸多角形の画地が対象です
凹型の画地はメッセージを表示し、解が存在しても処理を終了することがあります - 分割点は最も目標面積に近い(誤差が小さい)点を出力しますが、近傍の点でも同面積になる点が存在する可能性があります。したがって、算出された点が唯一の解であるとの保証はできません
- 面積誤差ゼロの分割点が存在しないことがあります(大面積の画地で)
- 定面積分割計算に限ったことではありませんが、プロット画面で分割点付近を拡大していくと下図のように分割点が辺上になく、また分割側を結線した辺も重なりません(この例では約0.2mm程度の「ズレ」)
これが原因で、分割した画地の面積の合計は通常元の画地面積と一致しません
これは座標値を mm単位 に丸めているためです。「クレーム」がきたので付記しておきます