放射

よく使われる測量です

逆放射は座標値が分かっている点を現地に落とすための計算ですが、放射は未知点の座標値を算出するための測量です。
座標簿に座標が登録されていることがです。

計算手順
[トラバース]の中の[放射]を開きます。

計算条件の確認

 

 

    1. 小数部桁数と丸め指定
      赤枠:座標値、距離共に小数部3桁に四捨五入で丸められます。
    2. 投影・縮尺補正
      青枠をクリックすると補正値の設定ページが開くので、補正値を入力してください。
    3. プロットのマーク
      オレンジ枠:プロット画面に表示される座標点のマークを指定します。
    4. 計算されて点を登録するかの選択
      茶枠:チェックが外れていると計算結果は座標簿に登録されません。
      仮点については***をご参照下さい。
放射の入力データ
  1. 器械点座標
  2. 方向点座標
  3. 水平角:方向点から求点までの夾角 (時計回り・度ポイント形式で入力)
  4. 距離:器械点から求点までの水平距離(斜距離ではありません)
  5. 表の点名欄は、計算された座標点の点名を指定したいときに入力します。
    空欄でもかまいませんが、点名を入力しておくと、指定した点名で求点が座標簿に登録されます。
計算例のデータ
点番点名水平角
(夾角)
距 離
(水平)
登録点名
器械点T-1
方向点T-2
求点 1   12-34-05123.456無指定
求点 2   123-04-5033.333H2
求点 3   185-00-3044.444 P3
求点 4   278-22-3599.999無指定

上記のデータを入力します。
表部分(観測データ)の各項目の入力後、[Enter]を押すと次の入力項目にフォーカスが移動します。
点名、メモを指定しない場合は[Enter]のみを押します。
水平角(夾角)は度ポイント形式(DD.MMSS)で入力します。
秒の最後の0は入力しなくてもかまいません。

計算をクリックすると座標簿に求点座標(点番5から)が、記録簿に計算書が出力されます。
座標簿のメモ欄の数値は方向角(夾角)と距離です。
備考の qT は座標値が放射で計算された事を示す略号で GioLine pro が自動で付加しています。

図化で結果を確認してみます。
プロットマークが赤く表示されている点が放射トラバースで新たに座標簿に登録された点です

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