概 要
- 「閉合・結合トラバース」のタブをクリックすると、結合トラバースの入力ページが開きます
結合トラバースの代わりに[2点結合トラバース]の利用をお勧めします - 閉合トラバース計算をおこないたいときは、閉合トラバースと書かれたラジオボタンをチェックします
- 水平角、水平距離はページ下部の表に入力します
- 水平角、距離を入力し [Enter] キーを押すと、その点が閉合(結合)点か自動的にチェックし、閉合点の場合は「水平角を入力し、右のボタンをクリックしてください」とのメッセージが出ます
- 水平角、距離の他に点名欄に点名入力しておけば、座標登録時にその点名で登録することができます
- 表の下にある、詳細表示をチェックすれば、角誤差の配分、経緯距の補正値も表示されます
- 計算後、記録ボタンを押すことで、座標簿、記録簿への書き込みがおこなわれます
- 「観測値を記録簿に記録」ボタンを押すと、水平角、距離が記録簿に記録されます。このデータを表部分に一括して読み込むことができます(下記参照)
- 「閉合・結合トラバース」のタブをクリックすると、結合トラバースの入力ページが開きます
仕様と誤差配分方法
- 測角数で99まで入力できます
したがって、閉合トラバースで97点、閉合トラバースで98点までの未知点の座標値を求めることができます - 出発点、結合点の座標値はmm単位に丸められます
- 距離もmm単位に丸められます
- [投影・縮尺補正する]にチェックを付けた場合は、「設定」「基準点測量 補正値」のページで指定された補正係数で平面距離を求め、その平面距離を元に座標値を計算します
参照 投影・縮尺補正 - 水平角は時計回り、度ポイント形式で(DD.MMSS)入力します。秒未満は四捨五入秒単位に丸められます
- 角度の閉合差は、等分(秒単位)で配分されます
- 経緯距の閉合差は「均等」、「コンパス法則」、「トランシット法則」の3種から選択できます。配布はmm単位です
均 等 :経距差、緯距差を辺数で等分して配布します
コンパス法則 :経距差、緯距差を各辺長比例で配布します
トランシット法則:経距差、緯距差を各経緯距比例で配布します - 求点の座標値はmm単位です(小数部4桁に指定されていても3桁計算になります)
- 測角数で99まで入力できます
入力データ
- 出発点の座標値
- 出発点の後視点の座標値
- 結合トラバース時は、結合点と結合点の前視点の座標値
座標値はmm単位に丸められます。 - 夾角(時計回り、度ポイント方式)
- 水平距離
閉合トラバースの入力データ
上図で、赤丸:未知点、黒点:既知点のとき
表入力の
1行目に、夾角A、距離L1
2行目に、夾角B、距離L2
3行目に、夾角C、距離L3
4行目に、夾角D(取り付け角)を入力し、計算ボタンをクリックします
※閉合図形の内角(外角)の入力には対応していません。また始点で2角度(A,D)の観測値が必要です
結合トラバースの入力データ
上図で、赤丸:未知点、黒点:既知点のとき
表入力の
1行目に、夾角A、距離L1
2行目に、夾角B、距離L2
3行目に、夾角C(取り付け角)を入力し、計算ボタンをクリックします。
出力データ
- 求点座標値
- 閉合差、角の閉合差、閉合比
記録簿記載内容
- 入力データと計算簿
- 座標簿に登録を開始した点番
座標簿の備考
- 閉合トラバース: cT
- 結合トラバース: fT
座標簿上のポップアップメニューからの点入力
- 可能
観測値の記録と読込 → 入力データの保存 を参照してください
計算終了後、「観測値を記録簿に記録」ボタンを押すと夾角、距離が記録簿に記録されます。
記録されたデータは次の方法で表部分に一括して読み込めます。
- 読み込みたいデータを記録簿に表示させます
- データ(夾角、距離)をドラッグして選択します
- 右クリックします
- 表示されたポップアップメニューから「表へデータ転送」を選び、左クリックします
- 選択したデータが表に入力されます
使用上の注意点
- 出発点等のデータを入力した後で表部分のデータ入力をしてください
- 表入力部分では、データ(夾角、距離)入力後[Enter]キーを押してください。Tabや矢印キー等でフォーカスを移動すると、閉合のチェック機能が働きません
- 表部分で矢印キーを使うとエラーが発生することがあります